【介護予防プランの基礎知識】
地域包括支援センターと契約が終了したら、次は
【介護予防プラン】の作成になります。
① 介護認定を受けた御本人が、現在困っている事
② 介護認定を受けた御本人の、今後の生活に関する意向
③ 介護認定を受けた御本人のご家族が、現在困っている事
④ 介護認定を受けた御本人のご家族の、今後の生活に関する意向
これらの相談内容を、地域包括支援センターの担当者がよく検討し
上記の、介護に関する困りごとや、生活の意向に沿った、問題解決方法を
【地域の社会資源を活用】して提示してくれます。
【地域の社会資源】とは
1 自治体独自のサービス
ボランティア派遣・シルバー人材センター・お弁当の宅配サービス・訪問理髪サービス
清掃局のゴミの個別収集・お風呂券・緊急通報装置の設置・見守りシステム・保健師の訪問・健康診断・民生委員の訪問
※お住まいの自治体により内容は異なります。
2 地域自治会や友人・知人等の助け
夜間の自主的な地域の見まわり・友人・知人によるゴミ捨て援助・近所の見守り・惣菜のおそそわけ・友人・知人による室内の掃除
自治会主体の囲碁将棋倶楽部や料理クラブ、ダンスクラブ等
※お住まいの自治会等により内容は異なります。
3 地域企業の有料サービス
スーパーやコンビニの配達・お弁当の配達・家事代行サービス・家電修理出張サービス・フィットネスクラブ
※お住まいの地域により内容は異なります。
4 地域医療
診療所やクリニック・総合病院・歯科・薬局・鍼灸マッサージ
※お住まいの地域により内容は異なります。
5 公共施設
区・市役所 地域センター 区民・市民センター 図書館 消防署 警察署 交番 保健所 地域包括支援センター
区営市営プールや健康増進センター
※お住まいの地域により内容は異なります。
6 介護予防サービス
介護予防訪問介護 介護予防通所介護 介護予防訪問看護 介護予防福祉用具貸与 等の介護保険適用のサービス。
お住まいの地域には、介護保険サービス以外にも、様々な社会資源がありますのでそれらを組み合わせていきます。
【例えば】
腰痛があり、台所に立っての食事の準備が大変。【提案:宅配弁当のパンフレット紹介】
ゴミ集積所まで、重たいゴミを運んでいくのが転びそうで怖い【提案:清掃局に頼んで個別訪問収集を依頼】
日常生活用品が重く、持って帰れない【提案:ヘルパーさんと一緒に買物へ同行してもらい、重たい物は持ってもらう】
お風呂の出入りが怖い【提案:早めに手すりを必要な個所に設置する】
相談内容に対して、様々な地域の社会資源を活用し(有料・無料・介護保険適応含む)
困り事を解決してくれる【提案】をしてくれます。
ここで、介護保険の認定を受ける最大のメリット【介護の相談事ができる】がいかされます。
介護保険サービスを利用する場合には、色々な条件があり、思ったような内容のサービスを受けられない事があります。
そこで、地域包括支援センターの担当者の【地域の情報】が役立ちます。
長年地元に住んでいても、けっこう知らなかった【地域のサービス】が沢山ありますので
自分の生活スタイルにあった、自分の満足いく【介護予防プラン】を作ってもらいましょう。