【ホームヘルパー基礎研修】
≪訪問前の確認事項≫
①身だしなみをキチンとする
・清潔であること
・動きやすいこと
・安全であること
・控えめであること
②アプリ(カイポケ)で予定の確認
③必要に応じてサービス提供責任者から前回の様子を確認する
・身体状況の把握 ・前任ヘルパーからの報告 ・注意事項の確認 ・自分の予定の確認
※当日に体調不良で中止となる場合もあります。しっかり確認しましょう
※特に初めて行く利用者は確認を念入りに(援助内容や見取り図の確認)
≪訪問時の基本≫
訪問時に与える第一印象は、利用者まもとより、家族からの信頼感にもつながります。
①利用者宅へ上がる時のマナー
・挨拶:「おはようございます」「こんにちは」「失礼いたします」
・靴 :脱いだ靴は揃えて玄関の隅に置きます。
②室内でのマナー
・部屋に置いてある物をむやみに触らない
・移動した物は、元あった場所へ必ず戻す
③言葉遣い
・利用者に対しては「敬語」で話しかける。「です、ます調」で話かける。
・ぬくもりや親しみのある態度と、馴れ馴れしい態度は違います。
・利用者に対して幼児言葉を使ったりしない。
≪訪問介護計画に基づき援助を行う事が原則≫
ヘルパーが行う介護サービスの実施にあたっては、訪問介護計画に沿って行う事が義務付けられています。
訪問介護計画は担当のケアマネージャーからの「ケアプラン」に沿って作成されます。
①家族が介護で困った時ケアマネに相談します。
②ケアマネが本人家族の希望等や状態を把握します
③本人家族の希望や身体状況などを把握し問題解決に向けてケアプランを作成。
④本人や家族と介護サービス事業者などと会議を行いサービス内容を決定していきます。
⑤家族や本人が介護内容に納得して同意(契約)する。
⑥ケアプランの沿った訪問介護計画書を作成し本人・家族の同意を得る。
このような複雑な流れでヘルパーが行う援助内容が決められていますのでヘルパー個人の判断で勝手に援助内容を変えてしまう事は許されません。
≪ホームヘルパーが行う介護の内容≫
【生活援助】
ヘルパーがあれもこれも手伝うことは必ずしも良い援助とはいえません。
過剰な援助は、次第に何も出来ない状態に追い込んでしまうことになります。
まずは自立への意欲をもつことが大切ですからそのためのきっかけ作りを心がけましょう。
なるべく本人の能力を生かしながら、自立への努力を支援しましょう。
【次の様なサービスは出来ません】
・本人以外の部屋の掃除等、家族の為の家事
・庭の草むしり等ヘルパーがやらなくても普段の暮しに差し支えがないもの
・大掃除等普段やらないような家事や特別な料理
【身体介護】
・認知症ケア ・食事介助 ・入浴介助 ・車椅子介助 ・通院介助
その都度、援助内容を確認して、事故の無いようしっかりと技術を身につけましょう。
※サービスによって支給されている「使い捨て手袋」をしっかりつけましょう!
【カイポケアプリで報告書の記入と確認印を忘れずに】
サービス終了前に「やり残したことはないか」「不十分な点はないか」を確認します。
必要なら本人や家族へ確認する