夜間対応型訪問介護に関して
最近、一人暮らしや高齢者世帯の増加が目立ちます。
在宅介護では、この、一人暮らしの高齢者や高齢者世帯に対して
【夜間、深夜、早朝の介護】をどうするのか?度々、問題になります。
【地域包括ケアシステム】では【24時間、365日安心して暮らせるように】という
【究極の在宅介護】を目指していますが
この【夜間対応型訪問介護】はまさに【24時間、365日、高齢者の生活を見守る、究極のサービス】となります。
この【夜間対応型訪問介護】は介護保険の中でも特殊な位置づけで
自治体が管理する【地域密着型サービス】となります。
地域密着型サービスの利用に関してはいくつかの注意点があります。
自治体独自の運営基準を適応しているので、利用料金や利用方法は自治体により異なる場合が御座います。
夜間対応型訪問介護事業者が開業している、自治体住所にお住まいの利用者のみ利用可能です。
※自治体同士で利用に関する契約が結ばれていれば、利用可能な場合もございます。
【サービス概要】
夜間対応型訪問介護には2つの利用法が御座います。
①コール機のみレンタルし【緊急時】にコールし、必要に応じて訪問介護員が訪問する。
②コール機をレンタルし、その他に定時の時間に訪問介護員が訪問し決められたサービスを行う。
※コール機を押して【オペレータと会話するだけ】なら基本料金のみです(誤報含む)。
※訪問介護員が緊急要請を受けて、お宅に訪問し、必要な介助を20分以上行った場合にのみ、基本料金以外の利用料が加算されます。
※コール機本体のほかに【ペンダント式コールボタン】も付属します。
※ペンダント式コールボタンが紛失した場合は別途料金が発生する場合が御座います。
※夜間の訪問介護の派遣は介護保険適用の上、夜間割増、深夜割増、早朝割増の料金になります。
※緊急の場合は事前に決められた方法で順次連絡します。
1.主治医へ連絡し指示を仰ぐ
2.家族へ連絡し状況を説明
3.救急車の要請
※夜間対応型訪問介護スタッフは、救急車への同上はできません。
【利用可能な時間帯】
事業所によって対応できる時間帯が変わりますが、目安として
夜9~10頃から 翌朝7時頃までは緊急の訪問利用が可能です。
※上記以外の時間帯であっても、コール機は作動しますので【オペレーター】と話す事は可能ですが、訪問はできません。
【便利な電話機能】
PHSの電波を使用していますので【コール機本体に電話を掛ける】事もできます。
本体のコールが3回鳴ると自動的に会話が出来るようになっていますので、面倒な操作は必要ありません。
【サービス利用に関して】
① 申し込みに関しては、担当の介護支援専門員へご相談の上、夜間対応型訪問介護の内容を【ケアプラン】に位置付けます。
② 夜間対応型訪問介護事業者と事前面談を行います。
1.緊急時の連絡先の決定
2.合鍵の作製同意
3.サービス内容の確認
4.コール機の使い方の説明
5.携帯用コールボタンの使い方の説明
6.コール機が作動するかデモ
7.契約(個人情報保護法の同意 重要事項説明書 契約書 契約書別紙 口座振替用紙)
【夜間対応型訪問介護の便利な使い方】
夜中に寂しくなった場合でも、気兼ねなく【コールボタン】を押してください
時間が許す限り【オペレーター】が優しく【話し相手】になってくれます。
【話し相手】はサービスになりますので利用料金はかかりません。