【平成27年介護保険改正についての概要 抜粋】
今後の高齢者は地域外で就労していた人も多く、退職後に地域に居場所がなく
単に【居場所を求めて】コストの高い介護保険を利用してる場合も少なくない。
こうした高齢者には【見守り】【配食】【外出支援】【サロン(集いの場)】など
地域の活動を増やすことによって、介護保険サービスを利用しなくとも
社会参加が促進され、健康維持されるのではないだろうか?
通所系においては、移送サービスが提供されることが
足腰が弱っている高齢者にとって魅力となっている。
移送手段が十分に確保されていれば
必ずしも【通所系のサービス】に限らず
地域内の様々なサービスや集いの場
例えば【喫茶店やカラオケ店、雀荘等】に出向きたいと考える高齢者は少なくない。
地域ボランティアやコミュニティーバス等を有効に活用し
【より活発な外出支援】を行うことが考えられるのではないだろうか?
また、今後、多様な価値観を持つ団塊世代が利用者となってくることを想定し
【メニューやアクティビティーの多様化】が必要になると考えられる
【各事業者の創意工夫に基づくサービス】と
通所介護との組み合わせがしやすい仕組みの検討等
【サービス内容の多様化】を進めるべきではないだろうか?
【予防通所介護を地域支援事業へ移行すると】
1:【既存の通所介護事業所】による機能訓練等の通所介護
2:【NPO、民間事業者等によるミニデイサービス】によるレスパイトケア(預かり機能)
3:【コミュニティーサロン】住民主体の運動、交流の場
4:【リハビリ、栄養、口腔ケア教室】専門職などが関与する教室
と大きく4つのグループによるサービスの提供される予定です。
【予防通所介護の担い手】
①現行の通所介護事業所が行う
②基準を緩和する事で、地域住民や資格を持たない雇用労働者がサービスを行う事ができるようにする
③保健医療の専門職により短期集中で行うサービス
【サービスの基準】
(1)現行の通所介護事業所が実施する場合
サービス種別:【通所介護】
サービス内容:生活機能の向上のための機能訓練
サービス対象:週的に生活機能の向上トレーニングを行う事で改善・維持が見込まれる方
実施方法:指定事業者
基準:予防給付の基準を基本
サービス提供:通所介護事業者の従事者
【予想サービスメニュー】:骨折等により病院でリハビリを受けた後に在宅でのリハビリを継続するような場合
(2)緩和きた基準によるサービス
サービス種別:【A型通所介護】
サービス内容:ミニデイ 運動 レクリエーション等
サービス対象:状態等を踏まえて行う「多様なサービス」の利用を促進
実施方法:事業者指定か委託による
基準:人員等を緩和した基準
サービス提供:主に雇用労働者+ボランティア(資格なし)
【予想サービスメニュー】:既存の通所介護事業所で空き時間や週1~2回、要支援の認定者向けに実施
(3)住民主体による支援
サービス種別:【B型通所介護】
サービス内容:自主的な通いの場で、体操や運動等の活動
サービス対象:住民主体による「多様なサービス」の利用を促進
実施方法:補助か助成による
基準;個人情報保護等の最低限の基準
サービス提供:ボランティア主体
【予想サービスメニュー】:老人会やサロンによる、カラオケや囲碁将棋、麻雀等の趣味活動
(4)短期集中予防サービス
サービス種別:【C型通所介護】
サービス内容:生活機能を改善するための運動機能向上や栄養改善等のプログラム
サービス対象:日常生活動作の改善に向けた支援が必要なケース(3~6ヶ月の短期間で実施)
実施方法:直接実施か委託にて
基準:内容に応じた独自の基準
サービス提供:保健医療の専門(市区町村)
【予想サービスメニュー】糖尿病等の生活習慣病の予防のために実施
団地の集会所等で現在も自主的に行われているのが、今後ブームになり爆発的に拡大し
制度が発足したら、比較的早い段階で、地域でtuusyik様々な取組が行われると思います。
やはり、団地等の集合住宅の方が取組みやすく
戸建てが多い自治会では創意工夫が求められるでしょう。
現在、通所介護に通われている要支援の大多数が
地域で行う【地域支援事業】へ自然を移行すると考えられます。
メニューに関しては、圧倒的に【自治会レベルでの老人会やサロン】の方が
柔軟で充実していくと予想されるので
現在、予防中心で行っている通所介護施設は
いかにして、その専門性や特殊性を売りにするかが鍵になると考えます。